整体院の独立開業前の準備、やっておくべきこと

現在、整骨院で働いているが独立して自分の整骨院を開業したいと思っている方や、現在全く異なる仕事をしているが、整体師になってキャリアチェンジしたいと思っている方もいるかもしれません。整体院を独立開業していくためにはまず、スキルを身につけることが重要です。
整体院を開業できたとしても、お客様に満足していただける施術ができなければ意味がありません。自分で勉強することはもちろん、スクールなどに通って十分なスキルを身につけていきましょう。スキルが身についたら、整体院の開業に向けて、事業計画や開業資金の調達などを始めていきましょう。

整体師の年収相場

整体師の年収相場は、一般的には300万~800万円ほどと言われており、雇用形態や経験年数、経営状況やスキルなどによって大きく異なります。
雇用形態別で年収相場を見ると、正社員は約350万〜600万円前後ですが、基本給と歩合制の割合などによって大きく差が出ます。アルバイトの場合は、時給1,100円前後が相場で、年収だと200万円前後と言われています。派遣社員の場合は、時給1,450円前後が相場で、年収だと300万円前後と言われています。独立開業の場合は、経営状況によって異なりますが、成功すると年収1,000万円以上になることもあります。
技術力をアップさせたり、資格を取得することによって、正社員から独立開業を目指すことにより、収入をアップさせることが可能です。

整体院の独立開業にかかる費用

整体師が独立開業をする場合、物件取得費や内装費などのさまざまな費用が必要になります。
整体院の規模や立地によって異なりますが、大体200万円~500万円程が目安となっています。
整体院の独立開業にかかる費用の内訳は下記のようになります。

  • 物件取得費
    物件を取得するための敷金・礼金・保証金・仲介手数料などが必要になります。
    それぞれの金額は物件によって異なりますが、100万円程度見積もっておいた方がよいでしょう。
    しかし、マンションタイプの物件ではもっと費用を抑えられたり、自宅開業や出張整体として、物件費用を0円に抑える事も可能です。
  • 内装費
    床材、壁材、天井材などクロスの貼り替えや照明器具の用意などが必要になります。
    広さや改装部分によって異なりますが、30万円〜50万円程度見積もっておいた方がよいでしょう。
    マンションタイプや自宅開業であれば、ここの費用も抑えることが可能です。
  • 設備費
    整体院の場合は大きな設備投資が必要ありませんが、ベッドが必要な施術であれば、施術ベッドの準備後はタオルなどの消耗品などざまざまな備品が必要になります。
    設備費としては、10万円〜30万円程度見ておいた方がよいでしょう。
  • 広告宣伝費
    新しく開業した場合、HPの作成やチラシ作成などの広告で集客していくことが必要です。
    広告媒体などによって異なりますが、広告費として50〜100万円程度は見ておいた方がよいでしょう。

整体院の独立開業までの流れ

整体院を開業するには、以下の流れで準備を進める必要があります。

  1. 事業計画を立てる
    開業後の経営方針をしっかりと決めるために、事業計画を立てる必要があります。
    どのようなコンセプトの整体院にするのか、ターゲットや顧客層はどんな人なのか、サービスの強みは何なのか、開業資金の調達や開業後の予想される売り上げなど、独立開業の成功に繋げるためにも、しっかりと計画を立てる必要があります。
  2. 開業資金の準備
    整体院を開業するには、上記で紹介したように物件取得費や内装費など、多くの資金が必要になります。資金の調達方法としては、銀行などの金融機関や日本政策金融公庫からの融資や国からの助成金などがあります。
    またマンションタイプや自宅開業であれば資金を最小限に抑えての開業が可能になります。
  3. 物件を探す
    店舗となる物件を見つける必要があります。どこで開業すれば、どのようなターゲットを獲得できるのかなど、ランニングコストやターゲットを考えて決めていくことが重要になります。
    駅から遠い物件はランニングコストは抑えられますが、集客は難しく、駅から近い物件は集客はしやすいが、ランニングコストがかかるなど、リスクなどを考えながら探すことが大切です。
  4. 集客の準備
    新規店舗のため、開業に向けて新規顧客獲得のための集客が必要になります。
    WEB集客として、ホームページの作成やSNSアカウントの開設、オフライン集客として、チラシやパンフレットの作成など、認知度を高めていくために、さまざまな集客方法で集客準備をしましょう。
  5. 備品や設備の準備
    タオルなどの備品や、カーテンやエアコンなどの設備など、快適な空間で整体を受けてもらうために、しっかりと環境を整えていきましょう。
  6. 開業後も成功に向けて
    開業準備が整い、開業したあとでもスタッフの採用や技術力の向上、集客のための広告の利用や経営の勉強など、成功に向けてさまざまな面でスキルアップが大切になります。

開業に向けて必要な届け出は?
整体院の開業にあたり、提出が必須となる届け出はありません。
ただし、確定申告を青色申告で行うのであれば、「開業届」と「青色申告承認申請書」の2つを一緒に提出することが一般的です。「開業届」のみの提出でも問題はありませんが、「青色申告承認申請書」を一緒に提出することで、所得金額から最大65万円の控除を受けられたり、純損失(赤字)を3件間繰り越せたりとさまざまなメリットがあります。(※満たすべき要項あり)
開業届を提出せずに事業を行っても、原則罰則はなく、毎年確定申告を行っていれば特に問題はありません。

整体院開業のために持っておきたい資格

整体院を開業する際に必ず必要になる資格はありません。ただし、資格を持っていることによって、人の体の構造や機能に関する知識がつきます。また知識が増えることにより、施術の幅が広がり、お客様に安全な施術を提供することができます。資格を取得していることにより、顧客満足度も上がり、顧客からの信頼を得ることもでき、集客に繋がる効果も期待することができます。
資格としては、国家資格である「あん摩マッサージ指圧師」「理学療法士」「鍼灸師」「柔道整復師」などがあります。民間資格としては「アスレティックトレーナー」「カイロプラクティック」「オステオパシー」「アロマセラピスト」などがあります。
資格取得のためには、セミナーや通信講座で学んだり、スクールや専門学校に通うなどの方法があります。

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